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今日は“歯の生え変わり”についてです。
個人差はありますが、この図のように、6歳頃から12歳頃にかけて「乳歯」から「永久歯」へ生えかわります。
生え変わる仕組みはこうです↓
①まず乳歯の下で永久歯のもとになる歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。
②永久歯の歯冠部(口の中に出ている部分)が完成し、歯の根の部分が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていきます。
③乳歯の根が溶けていくと、乳歯はグラグラになり抜け落ち、永久歯が顔を出します。
しかし、永久歯が生えてきても乳歯が抜けなかったり、
生えてくる時に歯茎が腫れて痛みが出たり、などトラブルも多くあります。
また、生えはじめたばかりの歯は未完成で、やわらかく酸に溶けやすいので、簡単にむし歯になってしまいます。
時々“乳歯は生え変わるから、虫歯になっても…”と思っている方もみえますが、永久歯は乳歯の下で成長しています。いずれ永久歯に生え変わるからといって、乳歯の虫歯を放置すると、その後に生えてくる永久歯の歯の質や歯並びに悪い影響を及ぼします。
乳歯で虫歯がある、ということは永久歯でも虫歯になる可能性がとても高いのです。
永久歯はもう生え変わりません!!
永久歯に生え変わる前から、定期検診を受けて、生活習慣や歯磨きのチェック、生え変わりのチェックがとても大切です!!
まれに、1〜4歳の時期に乳歯の動揺があったり、根っこが吸収されずに抜けたりする場合があります。
そういう場合は低ホスファターゼ症という代謝疾患も考えられますので、ご相談ください。