こんにちは!
やすえデンタルクリニックのブログにお越しいただきありがとうございます。
さて今回は最近テレビでもよく報道されています、舌癌についてです。
日本では口腔癌のうち、舌癌の占める比率が1番多く、50〜70歳の男性に多いという報告もあります。
他の癌と同様にはっきりした原因はなく、
喫煙、飲酒、義歯や虫歯による持続的な慢性刺激や損傷が誘因として考えられています。
また粘膜の一部分が白くなったり、赤くなったりする白板症、紅板症のような前癌病変(将来そこから癌が高頻度に発生する可能性がある病変)という状態もあります。
喫煙や飲酒などは自分で管理することができますが、入れ歯の当たりが強いところがあったり、虫歯で欠けた歯が舌を刺激している状態は歯科医院でしか解決できません。
また白板症や紅板症にもいろいろな種類があり、舌の下などはなかなか自分からは見えにくく、判別も難しいものです。
最終的に確定診断は細胞や組織を採取し、生検をして行うので、大きな病院の口腔外科での診察になりますが、
かかりつけの歯科医院に定期検診やケアで通い、
患者さん自身が気になるところ、
歯科医師や歯科衛生士の気になるところを
定期的にチェックしていくことがとても大切です。
いつもの口内炎だ、と思っても、
診療の際お声かけください!