こんにちは!やすえデンタルクリニックのブログにお越しいただき、ありがとうございます。
4月から新たな生活をスタートされる方も多いのではないのでしょうか?
ワクワクとドキドキが入り混じったこの時期をどうか、楽しんでお過ごし下さいね。
体調管理には十分お気をつけ下さい。
先日、山本浩正先生のセミナー、PEC DHエビデンスコースに歯科衛生士2名で参加してきました。私達のご指導をしてくださっている、歯科衛生士の熊本宏美さんもコースのサポート役でお世話をしてくださいました。
エビデンスという言葉をご存知でしょうか?
みなさんにとっては、あまり聞き慣れない言葉でかもしれませんが、医療分野ではよく使用します。
エビデンスとは、医療分野では、「その治療法が良いといえる証拠」のことをいいます。
言わば、論文(ある物事に理論的な道筋を立てて説かれた文章)の事をいいます。
今回はマイパソコンを持参して、そのエビデンスを調べる方法と基礎の統計学を学びに行きました。
実はエビデンスの元となる論文は9割が英語で書かれています。
残念ながら、英語の論文を1つ1つ訳し、理解するのには相当時間がかかってしまいます。
それを読むためにいくつかのパソコンツールを使い、操作すると、日本語訳ができ、英語の苦手な人にも読めるようになるのです。
医療業界では科学的根拠などを十分に把握したうえで治療法を検討することを「EBM(Evidence-Based Medicine)」といいます。
医療を受ける側の患者さんも
根拠がしっかりある治療法の方が安心できますよね。当院もEBMに基づいて患者さんに治療提供を心がけています。
例えば、痛みがある時など、お口にトラブルが起こった時のみ治療で通院される患者さんと、治療後、メインテナンス(検診)に引き続き通院された患者さんでは、10年後の歯を失う本数に3倍の差がある。というエビデンスがあります。
こういったデータを元にすると、
メインテナンス(検診)の必要性を患者さんに提案する事ができます。
まだまだ勉強の途中ですが、
患者さんに説明する時に、こう言った根拠があるのでこの治療法を提案します。など、自信を持ってお話する事ができるよう日々精進していきたいと思います。
4月のミーティングでは、今回学んだ事をスタッフの前でスライド発表します。
院長の提案で歯科専門誌の参考文献から3つ選んで翻訳して手順と概要を説明します。
学んだ事を生かしていくためにもしっかりアウトプットしていきます。
学んできた事をみんな共有する事でスタッフの勉強にもなります。ミーティングでの発表頑張ります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。