こんにちは✨😃
やすえデンタルクリニックのブログにお越しいただきありがとうございます。
梅雨の季節を越えて最近では真夏のような暑さが続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回はこどもの口呼吸についてです。
人はもともと鼻で呼吸をしていますが、いつのころからかお口で呼吸しているお子さんもいますよね。口呼吸を続けることで起こるさまざまな弊害についてお話しします。
口呼吸に潜む危険とは…
□虫歯になりやすい
お口が開きっぱなしになることで、初期の虫歯を修復してくれる唾液が乾燥してしまうため、お子さんの前歯が虫歯にならないよう注意が必要です。
□歯周病になりやすい
もともと細菌が多い口内では、唾液の殺菌作用によって歯茎を清潔に保っています。口呼吸によってお子さんの歯茎が乾燥することで腫れてしまい、歯周病になる場合があります。
□歯に汚れが付着しやすい
歯の表面は濡れていることで汚れが付着しにくくなっています。口呼吸によってお口の乾燥が続くとお子さんの歯へ汚れがつきやすくなり、茶色がかってしまいます。
□口臭がきつくなりやすい
口呼吸で唾液が減ることで細菌が増えてお子さんの口臭がきつくなることがあります。それは、殺菌作用のある唾液が乾燥してしまい、口臭の原因である細菌が繁殖してしまうためです。
□出っ歯になりやすい
通常は上あごに吸い付いている舌の力で上あごを広げています。口呼吸のお子さんの場合は舌を上あごから離して空気の通り道を確保するため、上あごを広げられずに前に出てきます。つまり、出っ歯になりやすい状態といえます。
□ぼんやりした印象になりやすい
鼻や上唇あたりの筋肉を使わない口呼吸では、筋肉がたるんだり上唇がめくれて、ぼんやりとした顔の子どもに見えることがあります。
□睡眠時無呼吸症候群になりやすい
口呼吸のお子さんは舌が後方にあることで呼吸がしやすくなっていますが、睡眠時には脱力して舌が気道をふさいでしまい、睡眠時無呼吸症候群になりやすいです。
□カゼやアレルギーを引き起こしやすい
口呼吸をするお子さんは乾燥した空気と一緒に細菌やウイルスがそのままのどや気管に届くため、のどや肺を痛めやすくなります。カゼにかかりやすく、アレルギーを引き起こすこともあるため注意が必要です。
お子さんの健康に不安を感じることはお母さんにとっても大きなストレスでしょう。たかが口呼吸だと軽く考えて放置した結果、見た目の変化や大きな病気に繋がってしまうことがあります。口呼吸が習慣化してしまう前に、意識的に鼻呼吸をして予防しましょう。日常の様子から、お子さんが鼻呼吸できているかどうか少しでも気になるようでしたら、当院でも相談が可能です。不要な病気にかからないためにも、原因を確認して、お子さんの正しい呼吸を取り戻していきましょう。